2013年オーストラリア金環日食(9)10日観測当日
無事、帰国しました。ばたばたで、まだ整理できていませんが、とりあえず観測報告します。
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いよいよ日食当日。
A地点は、大西浩次さん、宮下和久さん。
天気予報から北のほうが晴天の確率が高いこと、
ビーズの出やすい大きな月の谷間があるとのことで
当初の南限界線から予定を変更し、
テナントクリークから200km北上し、北限界線付近へ向かいました。
B地点は井上。テナントクリークの宿の前です。リハーサルで赤道儀をセットして
そこから動かさないようにしています。
ほか、石橋純子さん、井上家(哲雄、はるき、なつ)もテナントクリークで観測。
C地点は大越治さん、石橋彰さん。中心からやや南。テナントクリークから約50㎞北上。
D地点畠浩二さん、山口雅之さん。中心よりやや北。テナントクリークから約100km北上。
夜明け前、みんな続々と観測地点に出発していきます。
ハイウェイ1本が金環日食帯を垂直に横切るというオーストラリアならではの状況を
最大限活かした布陣となりました。こんな観測、二度とできないような気がします。
そして夜明け。
なんとか、晴れています。期待できそうです。
観測セット。石橋さんの部屋の通路に連続写真用のカメラをセットさせてもらいました。
太陽が姿を見せたときにはもう欠けていました。
こちらは5分ごとの連続写真。昇ってゆく太陽です。南半球ですから違和感がありますね。
途中雲の往来があり、ずいぶん苦労しました。
上の連続写真の拡大。金環日食の瞬間もうすい雲越しでした。
ただし、雲の動きがほとんどなかったため、結果的に安定したデータがとれました。
背景の風景は太陽が姿を見せる前に撮影したものですので実際の雲の位置は違います。
ホテルのスタッフも日食を見て大喜び。
ビデオ観測セット。シゴセンジャー&ブラック星博士てるてるボウズをいっぱいつるしています。
これが効きました。
ビデオ撮影。(テナントクリーク:中心線と南限界線の中間)
もともとベイリービーズの出にくい場所でしたが、なんとか小さいビーズを拾うことができたようです。
(続く)
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