サンクトペテルブルグ・プラネタリウム
明石市立天文科学館のプラネタリウムは現役では世界で5番目の古さです。
このことについて、5年ほど前にプラネタリウムの長寿リストの記事を書きました。
この記事を書いていたころ、長寿日本一を祝う日がくるとは思っていませんでしたが、
明石のプラネタリウムは今日もとても元気です。そして明石の先輩方もきっと元気なのでしょう。
さて、明石よりもご長寿のプラネタリウムを紹介します。
4位
【セントペテルブルグ(旧レニングラード)】 (ロシア)
機種:ツアイスイエナUPP23/2
開館年:1959年
明石よりも1年先輩で、形式はUPP23/2.。末尾の番号が違います。
何が違うのかはよくわかりません。
このプラネタリウムに神戸大学天文研究会の I さんが訪問され、写真をいただきました。
2010年撮影です。
プラネタリウム外観。歴史を感じる素晴らしい建築です。
プラネタリウム。型番が同じですから当然ですが、明石のプラネタリウムにきわめてよく似ています。
しかしなぞのプロペラ?が付属しています。なんなのでしょう。
中央には投影機、周りにはビニール素材のイス(濃い青色)が一方向に並んでいます。
南にはステージ。このイスだと星をみるのはつらい気がしますが・・・
このプラネタリウムや、ヨハネスブルグ、ボルゴ・グラード、コルゾフ・カトヴィチェ プラネタリウム
の情報について、ご存知の方がいらっしゃいましたらご教授ください。
(メールアドレスはプロフィールに掲載しています。)
(再掲)
1位【ヨハネスブルグ プラネタリウム】(南アフリカ)
機種:ツアイス2型→3型
開館年:1930年4月15日 (移設1960年10月12日)
2位【 ボルゴ・グラード】(ロシア)
機種:ツアイスイエナUPP23/1s
開館年:1954年
3位【コルゾフ・カトヴィチェ プラネタリウム】(ポーランド)
機種:ツアイスイエナUPP23/2
開館年:1955年12月4日
4位【セントペテルブルグ(旧レニングラード)】 (ロシア)
機種:ツアイスイエナUPP23/2
開館年:1959年
5位【明石市立天文科学館】(日本)
機種:ツアイスイエナUPP23/3
開館年:1960年6月10日
※明石と同じレベルの大型プラネタリウムのリストです。
アイジンガーのプラネタリウムのような光学式でないものや、小型の機種は含めていません。
(1937年に制作されたコルコス兄弟作のプラネはアメリカのスプリングフィールド博物館で稼働中です。
そのほかのスピッツやツァイスの小型機にも稼働中のものがありますが詳細不明。)
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