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2011年2月14日 (月)

日時計の楽しみ

日時計の楽しみ
明石市立天文科学館では展示資料として日時計を収集しています。写真は当館所蔵の日時計です。同じメーカーの日時計で、1920年代に製作された携帯式のものです。この二つの日時計、注意深く見比べると重要な違いがあります。どこかわかるでしょうか?
正解は「文字盤の数字の並び」です。Aの日時計は時刻を表す数字が右回りですが、
Bの日時計は左まわりです。なぜ違いがあるのでしょう?
失敗作ではありません。いずれも正確な日時計です。ただし、使う場所が決まっている・・・といえばヒントになるでしょうか。
実は、日時計Aは北半球用、Bは南半球用なのです。よく見ると磁石の方位も逆になっています。
北半球でも南半球でも太陽は東から昇り西に沈む、これは同じです。違うのは正午の太陽の位置。北半球では正午に太陽が南にきます。そして太陽や日時計の影は時計回りに動きます。(機械式時計は北半球で発達したので文字盤は日時計と同じ配列になっているのです)一方、南半球では正午に太陽は北を通ります。結果、太陽や日時計の影は反時計回りに動きます。南半球の日時計の目盛りが逆になるのはこのような理由によるのです。
日時計は単純な装置ですが奥が深く面白い機器です。時のまち・明石には日時計が多くあります。じっくり観察すると、思いがけない発見があるかもしれませんよ。
(神戸新聞明石版寄稿記事から 一部加筆修正)

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